気づけば、自宅で作業するときはキーボードを打つより、Macに向かって話すことの方が多くなっていた。毎日使っているのは、Superwhisperという音声入力ツールだ。
私にとっては、タイピングより話す方が速いし、楽だ。特に、考えがまとまりきっていないメモや下書きほど、頭に浮かんだことをそのまま声に出せる身軽さが効いてくる。
試そうと思ったきっかけは、思いついたことをメモに残したかったからだ。ノートアプリのObsidianに書こうとしても、キーボードで入力している間に考えが流れてしまう。ChatGPTやClaudeへの相談文も、もう少し楽に作りたかった。
話したことを、AIに渡す文章に整える
使い始めた頃、文字起こし用とは別に、AIへの相談文を作るためのモードを用意した。話した内容をどう整えるか、自分で指示を入れる設定だ。
Custom instructionsという欄に、話し言葉をChatGPTやClaudeへ入力しやすい相談文に整えるよう指示した。すると、最初は背景や前提まで補われすぎてしまった。
話していない事情が加わると、AIへ渡す相談の内容が変わってしまう。そこで、次の条件を足した。
– 話していない前提を追加しない
– 不明な点は不明なままにする
– OS、アプリ名、人物、場所、目的を勝手に補完しない
音声をどんな文章にしたいかだけでなく、何を足してほしくないかも指定する必要があった。条件を足してからは、余計な前提を補われることが減り、話した内容に近い相談文がそのまま使えることが増えた。
便利でも、設定ではつまずいた
困るのは、設定画面が英語なことだ。おかげで最初は言語設定の項目に気づかず、日本語で話しているのに英語の文章が出てきたこともあった。そのときは、言語設定をJapaneseに変更した。
少し前までは、決めておいたモードがうまく反映されず、消えたり使えなくなったりすることがあった。あとで調べたら、iCloudの同期が絡んでいるらしい。日常的に使う道具として、この不安定さは気になった。
最近はそうした不具合が起きる頻度が下がり、日常的に使っていて困る場面は減った。
スマホでも使いたいが、ショートカット設定の壁で止まっている
スマホでもSuperwhisperを使いたいと思っている。ただ、ショートカットの設定が使いづらく、一度は諦めようかと思ったほどで、まだ使えていない。
キーボードより話す方が楽だと感じる場面は、結局いつも自宅のMacの前にある。
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